「体幹を鍛えなきゃ」
セラピストも利用者も、よく口にする言葉です。
でも、現場で見ていると、「鍛える」アプローチで歩行や生活が変わる人は、意外と少ない。
体幹は、「鍛える」じゃなく「使えるようにする」。
そこに、本質があります。
体幹の役割
- 姿勢制御
- 上下肢の土台
- 呼吸・嚥下にも関与
「動かす」より「支える」「タイミングを合わせる」のが、体幹の主な仕事です。
評価の視点
- 静的な保持能力
- 動的な制御能力
- 課題遂行時の反応
「立てるか」「歩けるか」だけじゃなく、「歩いている時、体幹がどう働いているか」を見ます。
アプローチの選択
- 筋活動を、引き出す
- 協調を、整える
- 機能課題で、統合する
筋トレ単体だけでは、生活には繋がりません。
動作の中で、体幹を「使う場面」を作ることが必要です。
「強さ」より「タイミング」
正しい筋肉が、正しいタイミングで働くこと。
これが、体幹の本質です。
10回スクワットができても、立ち上がりが安定しないことがあります。
それは、「強さ」じゃなく「タイミング」の問題かもしれません。
> 体幹は、「重さに耐える筋肉」じゃなく、「動きの中で支える筋肉」。
さいごに
体幹アプローチは、奥が深いです。
「腹筋を鍛えればいい」を超えて、「動きの中で、いつ働くか」を見られるようになると、臨床が変わります。
評価の解像度を、ぜひ上げていってください。