「若手のうちに、何を磨くべきですか?」
新人PTから、よく聞かれます。
最新の手技、研修、本。
学ぶことは無数にある。
でも、1年目に本当に大事なのは、もっと地味な3つの力だと思っています。
1. 観察力
動作を見るだけじゃなく、表情・声・呼吸まで含めて観察する力。
「立ち上がりの瞬間、目線がどこにある」
「歩き出す前に、息を吸う癖がある」
数値にならない情報を拾えるか。
そこが、評価の質を決めます。
2. 記録力
SOAP形式を意識して、再現性のある記録を残す。
明日の自分、3か月後の自分、同僚の誰かが読んでも、状況が分かる記録。
それを続けると、思考が言語化されていきます。
3. 対話力
利用者・家族・他職種との対話の質が、臨床の質を左右します。
「何を聞くか」より「どう聞くか」。
「何を伝えるか」より「どう伝わるか」。
ここが磨かれると、関わりの結果が変わります。
> 手技は3年で覚えられる。観察・記録・対話は、一生かけて磨くもの。
学び方
- 先輩のシャドーイング
- 自分のセッションを動画で振り返る
- 症例検討会への参加
「やってみて、振り返る」を繰り返すことが、いちばんの近道。
さいごに
1年目で気負わなくていい。
完璧な臨床なんて、最初からできません。
ただ、「観察・記録・対話」を意識して毎日積み重ねる。
3年後、自分の臨床が、地味だけど確実に変わっていることに気づくはずです。