病院ではできていた動作が、家でやってみると、なぜかうまくいかない。

そんな経験、ありませんか?

それは、ご本人のせいでも、ご家族のせいでもありません。

「練習の場所」と「生活の場所」が違うから、です。

動作は「場面」に紐づく

  • リハビリ室の歩行と、自宅の歩行は別物
  • 病院のトイレと、自宅のトイレは別物
  • 場所が変わると、動作も変わる

これは、専門家の間では当たり前の前提です。

課題指向型訓練という考え方

「実生活の動作」そのものを、練習素材にする。

「歩く」じゃなく「コンビニまで歩いて買って帰る」。

「立ち上がる」じゃなく「ソファから立って電話を取る」。

動作を「場面」とセットで練習することで、生活への汎化が早まります。

反復+難易度調整

同じ動作を繰り返しつつ、徐々に難しくしていく。

「できた」を積み重ねて、自然に難易度を上げる。

急に高い課題を与えると、心が折れます。

家でできる工夫

  • 家事や趣味そのものを、練習素材にする
  • 洗濯物をたたむ、食器を運ぶ、新聞を取りに行く
  • 本人のモチベーションも上がりやすい

> 「動作の練習」じゃなく、「生活の練習」。

さいごに

リハビリは、リハビリの時間だけのものじゃない。

日々の暮らしの中の動きを、丁寧に積み重ねていく。

それが、結果的に、いちばん効くリハビリになります。