「最近、足がふわふわする感じがあって」
ご本人が、こうつぶやくことがあります。
脳卒中後の感覚障害は、見えにくく、説明しにくい。
でも、動きへの影響は、想像以上に大きいです。
感覚障害が動作に与える影響
- 床の感覚が分からず、歩きにくい
- 物の重さが分からず、落とす
- 温度感覚の鈍化で、やけどに気づかない
「動きにくさ」の裏側に、感覚の問題が隠れていることが、よくあります。
評価が出発点
触覚、位置覚、温度覚など、どの感覚が落ちているか。
一括りにせず、丁寧に分けて見ます。
アプローチ
- 異なる触感の素材に触れる
- 目を閉じて手探りで形を当てる
- 重さの違う物を持ち比べる
「リハビリ」というより「感覚を呼び覚ます関わり」に近いです。
安全管理も重要
感覚が鈍い側のケガに、気づきにくいです。
- 熱湯ややけど
- 圧迫
- 転倒
家族の「見守りの目」が、安全を担保する大事な役割になります。
> 感覚は、目に見えない筋肉。意識しないと、衰える。
さいごに
動きにくさの裏側に、感覚の問題が隠れていることがあります。
「足が動かない」と一括りにせず、「足が、どう感じているか」も一緒に見てもらう。
それだけで、リハビリの方向が変わることがあります。