「同じことを繰り返しているのに、進まない気がして」
ご本人やご家族から、そう聞くことがあります。
リハビリには、「効きやすい原則」があります。
専門用語ではなく、家庭でも意識できる形で書きます。
原則1: 難易度の調整
簡単すぎても、難しすぎても、学習は進まない。
「7割成功する」が目安です。
失敗ばかりだと、心が折れる。
成功ばかりだと、伸びない。
ちょうど中間が、いちばん効きます。
原則2: 反復と多様性
同じ動作を繰り返す(反復)。
状況に変化をつける(多様性)。
例えば、同じ「立ち上がり」でも、椅子の高さや床の硬さを変える。
「同じだけど、ちょっと違う」を積み重ねる。
原則3: フィードバック
「できた・できなかった」だけじゃなく、
「何が違ったか」を返す。
鏡を見ながら、自分の動きを確認するのも有効。
「自分の動きを、自分で見られる」状態を作ります。
> 「がんばる」だけでは、リハビリは進まない。「どう取り組むか」を、ちゃんと設計する。
家庭でも応用できる
3つの原則は、家庭での声かけや関わり方にも応用できます。
「やればできる」より、「ここがあと少し」を伝えるほうが、本人の励みになります。
小さな声かけが、リハビリの効きを変えます。
さいごに
リハビリの効果は、「時間」より「設計」で決まる。
毎日30分の練習も、ただ繰り返すのと、3つの原則を意識するのとでは、半年後に大きな差が出ます。
気合いより、視点を変えてみてください。