転倒。骨折。手術。入院。退院。
ここまで、駆け足の数か月。
家に戻ってきたあと、ご本人もご家族も、まだ気持ちが追いついていない。
そんな状態で、リハビリは始まります。
退院直後にやること
- 安全な移動動線の確保
- 福祉用具の活用
- 痛みのモニタリング
まず、家を「動ける場所」に整える。
本人の頑張りより先に、環境を整えるのが順番です。
段階的な強化
- 立ち上がり
- 短距離歩行
- 階段昇降
「いきなり、歩く」を目指さない。
小さな動作を一つずつ、丁寧に取り戻していきます。
再転倒を防ぐ
転倒予防は最重要。
住環境の見直しと、バランス練習の継続が要です。
> もう一度転んだら、と思いながら過ごす日々は、誰にとっても重い。
メンタル面も大切
骨折を経験すると、「また転びそう」という恐怖が強くなります。
これは、自然なこと。
「怖い」を、無理に消そうとしない。
小さな成功を積み重ねて、少しずつ自信を取り戻していきます。
「家族の見守り」も、リハビリのうち
家族が安心して「見守れる」状態を作ることも、リハビリの一部です。
「危なくないか」を常に気にする日々は、ご家族にもしんどい。
その負担を減らすのも、専門家の役割です。
さいごに
骨折は、人生の一区切りじゃない。
ここから、また日々が続いていきます。
焦らず、慎重に、でも諦めず。
そんなペースで、もう一度、生活を組み立て直していけたらと思います。