「目標設定、難しくて」
若手セラピストから、よく聞きます。
目標は、設定するもの、というより、「一緒に育てる」もの。
質の良い目標は、リハビリの質そのものを決めます。
利用者の言葉から、始める
セラピスト主導で決めると、本人の意欲がついてきません。
「あなたは、どうなりたいですか?」
「もし、何でも叶うとしたら、何をしたいですか?」
具体的な問いから、本人の言葉を引き出します。
SMART原則
- Specific(具体的)
- Measurable(測定可能)
- Achievable(達成可能)
- Relevant(関連性)
- Time-bound(期限)
「歩けるようになる」じゃなく、「3か月後に、杖で30m歩く」。
測れる目標に翻訳します。
短期と長期
- 短期目標:1〜3か月
- 長期目標:6か月〜1年
短期だけだと、視野が狭い。
長期だけだと、今日のモチベが湧かない。
両方を持つ。
修正前提
最初のゴールは、仮説です。
やってみて、修正するのが、当たり前。
「ゴールを書き換える」を、ネガティブに捉えない。
それは、本人の生活がちゃんと進んでいる証拠です。
家族と、すり合わせる
家族の目標と、本人の目標がズレることがあります。
「歩けるようになってほしい」(家族)
「テレビを楽に見たい」(本人)
両方とも、正解。
でも、リハビリの主軸はどっちか、最初に話しておきます。
> 目標は、紙の上の数字じゃなく、本人の言葉の中にある。
さいごに
目標設定は、リハビリの「設計図」です。
ここを丁寧にやるだけで、3か月後の景色が変わります。
時間を惜しまず、本人の言葉を引き出してください。
それが、後で必ず効きます。