「服のボタンが、留められなくて」

「ズボンを上げるのに、毎朝苦労してて」

着替えは、毎日のことだから、できなくなった時のストレスが大きい動作です。

更衣動作は、脳と身体を同時に使う、複雑な動作。

リハビリの素材としても、優れています。

着脱しやすい衣類を選ぶ

  • 伸縮性のある素材
  • ボタンより、マジックテープ
  • 大きめサイズ
  • 前開きの服

「能力で頑張る」より、「衣類の方が合わせる」発想。

動作の分解練習

  • 袖を、通す
  • ボタンを、留める
  • 立って、ズボンを上げる

「全部一気にやる」じゃなく、苦手な動作を、ピンポイントで練習します。

認知機能との関係

着替えの順序が分からないのは、認知機能の問題かもしれません。

  • 服を、順番に並べておく
  • 写真で、手順を示す
  • 「上から、下へ」と声かけする

視覚的な手がかりが、有効です。

自立を、急がない

「全部、自分で」を、最初から目指さない。

最後の1ステップだけ、介助する。

そんなスタイルも、立派な「自立支援」です。

> 「全部できる」より「ほとんど自分で、最後だけ手伝う」が、続けやすい。

さいごに

着替えは、生活のリズムを作る動作です。

朝、着替える。

夜、着替える。

そのリズムがあるだけで、1日にメリハリが生まれます。

ご家族の関わり方を、少し変えるだけで、本人の意欲が変わってきます。