「危ないから」「時間がかかるから」と、ご家族がつい手を出してしまう。

気持ちは、本当によく分かります。

でも、それが本人の機能を奪っていることがあります。

認知症の方の介助は、「できる」を奪わない姿勢が、すべての基本です。

介助の基本姿勢

  • 怒らない・否定しない
  • 急がせない
  • 一度に一つの指示

「ゆっくり、一つずつ」が、いちばん通じやすい関わり方です。

安全管理

  • 火の元・水回り
  • 鍵・薬の管理
  • 外出時のGPS活用

危険を遠ざける環境設計は、本人を縛らずにできる安全策です。

環境設計

  • 動線を、分かりやすく
  • ラベル・写真で示す
  • 過剰な刺激を、減らす

「説明より、環境」。

頭で覚えていなくても、目で分かる環境を整えます。

家族のレスパイト

休む時間を持つことは、介助の質を保つために、必須です。

ショートステイ、デイサービス、訪問介護。

使えるものは、罪悪感なく使ってください。

> 「全部、家族がやる」が、いちばん長続きしない。

さいごに

認知症の方との関わりは、長距離走です。

ペース配分が、いちばん大事。

「できる」を奪わず、「危ない」だけを守る。

そんなバランスを、無理なく作っていけたらと思っています。