「最近、夫が午後になると急に動けなくなって」
ご家族が、こう話してくれることがあります。
朝は元気そうだったのに、夕方には別人のように疲れている。
脳卒中後の疲労は、本人にしか分からないつらさがあります。
中枢性疲労とは
脳の損傷後に見られる、強い倦怠感・脱力感です。
体の疲れというより、脳の疲労に近い。
周りからは「動けるはずなのに」と見えやすい。
それが、いちばん本人を追い詰めます。
サインを見逃さない
- 午後になると急に集中力が落ちる
- 翌日に響くほど疲れる
- 動こうとしても身体が重い
「気合い」では解決しないサインです。
対処の基本
- 活動の合間に休憩を入れる
- 1日の活動量を計画する
- 「やらない」勇気を持つ
「がんばらない時間」を、ちゃんと設計に組み込む。
これが、長く続けるコツです。
リハビリ強度の調整
疲労が強い時期は、運動より姿勢調整・呼吸練習に切り替える。
無理して負荷を上げないこと。
回復は、波打って進みます。
「下がる日」も、ちゃんと織り込んでいい。
> 「がんばらない日」も、リハビリのうち。
さいごに
疲労を「怠け」と捉えると、本人も家族も、お互いに苦しくなります。
「今日は疲れる日なんだ」と認めて、ペースを落とせる柔らかさを持つ。
それが、長く続けるための、いちばんのコツです。