ICF(国際生活機能分類)。
学校で習って以来、使っていない人も多いかもしれません。
でも、実は、現場でとても使える道具です。
慣れると、思考が立体的になる。
ここで、もう一度見直してみる価値があります。
ICFの構成
- 心身機能・構造(身体)
- 活動(個人レベルの行為)
- 参加(社会レベルの関わり)
- 環境因子(外的要因)
- 個人因子(その人の背景)
5つの要素で、その人を立体的に捉えます。
実践での使い方
事例検討やゴール設定の整理に使うと、視点が立体的になります。
「歩けない」(機能)だけじゃなく、
「家事ができない」(活動)、
「友達と会えない」(参加)、
「家の段差」(環境)、
「もともとアクティブな性格」(個人因子)。
複数の角度から、本人を捉えます。
多職種の共通言語
ICFは、多職種の共通言語として機能します。
PT・OT・ST・看護師・医師――それぞれの専門性を、ICFの枠で語ると、議論が噛み合います。
注意点
分類だけで終わらせず、介入につなげる視点が必要です。
「分類が完成した」で満足しない。
「だから、何をするか」まで、必ず繋げます。
> ICFは、整理の道具。整理した先で、何をするかが本番。
さいごに
ICFは、難しい印象があるかもしれません。
でも、一度使い慣れると、思考の解像度が上がります。
カンファや症例検討で、意識的に使ってみてください。
3か月後、視点が変わっていることに気づくはずです。